とある女性(´ω`) 3
リリーの画廊は、国内外のコンテンポラリーアートを扱う、その筋ではかなり名の知れた画廊です。
夫は親の代からあったその画廊を若くして引き継ぎ、結婚を期にリリーは以前に働いていたよその店を辞めてここで彼の片腕になることにしたのでした。
パリの美大で同級生だった二人。
画廊経営という仕事には欠かせない競売価格査定官の資格をそれぞれ取ってから、お互い別々の画廊でアルバイトをしたり、親の店で修行したりしながらの、長い恋人生活が続いた。
その間には何度か別れたりまたよりを戻したりということを繰り返したが、とうとう覚悟を決めて結婚したのが二年前でした。